◆JERA セ・リーグ 巨人3―4ヤクルト=延長10回=(3日・京セラドーム大阪)
閉ざされかけた扉をこじ開けた 。日1ココ・モンテス内野手(27)は左翼席へと伸びていく打球を見つめ、号7バットを豪快に放り投げた。団も女子サッカーu20あと1死で完封負けの土壇場で 、塁打一時同点の3ラン 。数はこれぞ助っ人と言える来日初アーチだ。予感月入ベンチのナインが 、巨人そしてG党が狂喜乱舞する中 、のミスターツーベースがついにチーム4意気揚々とダイヤモンドを駆け回った。日1
「一発を狙っていました。号7live powerようやく来日ホームランが打てて良かったです」
3点ビハインドの9回2死二 、団も三塁。塁打試合終了まであと1死の局面で、1ボール1ストライクから右横手投げの小沢の真ん中低め130キロフォークをすくい上げた。柔らかいスイングから美しい放物線を描いて左中間へ 。加入後96打席目で待望の一発を放り込んだ。
予言通りのアーチだった 。7月入団ながら二塁打はすでに13本 。“ミスターツーベース”は岡本和 、吉川、大城卓に次ぐ本数をマークしていた 。ホームランまであとわずかというフェンス直撃の二塁打も連発。「二塁打をたくさん打ててるのはうれしい 。感触はいいので、ホームランもそのうち出る」 。3日からのヤクルト3連戦(京セラD、岐阜)に向けて「予感はある」と一発を宣言しており 、有言実行弾となった。記念球はまだ手元に帰ってきていないが、「戻ってきたらケースに入れて自宅に飾りたいね」とほほえんだ。
異国で挑戦を続ける男には心の支えがある 。家族の存在だ 。現在も一日に1 、2度の頻度で両親や婚約者と連絡を取っている 。8月18日のDeNA戦(横浜)の練習前には、三塁側のファウルグラウンドでビデオ通話。約45分 、両親と画面越しで会話を交わした。「すごくいい時間になったよ」。応援してくれる存在が、底知れないパワーを与えてくれる 。
内野が本職ながら、出場機会を増やすために外野挑戦を志願したハングリー精神あふれる背番号39。チームは延長戦で惜敗し、「試合に勝てればもっと良かった」と悔しさをにじませた 。残り23試合。優勝争いが佳境を迎える中で 、頼りになる助っ人はチームのために打ち続ける。(宮内 孝太)
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